原発不明癌 ステージⅣ
これから抗がん剤治療が始まります。
初めて抗がん剤をはじめる時(抗がん剤の種類が変わる時も)、副作用を観察するため約1か月入院が必要でした。
これは抗がん剤の種類により、2週間、3週間、または通院で良いなど、個人差があると思います。
誰もが入院は避けたいと思いますが、
家族としては入院して父を診てもらえることは安心でした。
入院なんですが、今病院が混んでいて病棟が空き次第、病棟のナースから連絡が行きます。イメージとしては、今から約1か月後に入院し、まず患者さんの抗がん剤に向けて1日目は検査をしたり、胸の上の方にCVポートという小手術をします。抗がん剤治療はそれからですね…
CVポートとは
中心静脈カテーテルの一種で、正式には皮下埋め込み型ポートといわれるものです。
皮膚の下に埋め込んで薬剤を投与するために使用します。
大きさは100円硬貨程度の大きさの本体です。と聞きましたが、
実際には皮膚が少し盛り上がる為、見た目は100円玉よりは少し大きく見えます。
では、次は病棟でお会いしましょう。
先生、父に使用する抗がん剤の種類は決まっていますか?
左鼠径部で摘出した腫瘍を使い、どれが患者さんに良いか考えてるところです。まだ決まっていません。
※最初の病院から腫瘍の一部を取り寄せてます。
病院って・・・家族の思い
抗がん剤の種類が決まっておらず、抗がん剤の説明をされないまま入院が決まります。
入院した後に抗がん剤の説明をされるのですが、これは家族からすると腑に落ちない。
入院時の問診表に【本人・家族からのお願い】という欄があり、
「父は癌になり不安から話が聞き取れない時がある為、説明がある場合は家族同席でお願いします。」と記入しても、コロナ禍を理由に、看護婦さんを同席させ父に説明してサインをさせる。
家族には父に説明したときの用紙をコピーして、家族に渡しておいて下さい。とそれだけ。
正直、先に聞いていても抗がん剤をやるなら、先生に任せるしかないので変わらないとも思います。
ただ、入院前に抗がん剤の名前がわかり、副作用など詳しく説明してくれていれば、
やらない…という選択もあったのか?と家族として勝手ながら思うこともあるのです。
因みに、これはこの大学病院だけの話ではないと思っています。
普通 なのだと思っています。
抗がん剤治療
抗がん剤の治療はXELOX+Bmab療法でした。
オキサリプラチンを使用。
通常 21 日を1サイクルとして繰り返す治療です。
副作用、父が出たのは、
しびれ(末梢神経障害)、手足症候群、疲労感・発熱、食欲不振・味覚障害 でしょうか。
例えば、ドアの取っ手をさわるとビリビリと電気がはしる、冷たいものが飲めない、湯飲みなど熱い器が持てない、倦怠感はなんとなく常に感じる。
この症状は毎日でるわけではありません。
そして、副作用の一つに下痢も含まれていましたが、
この入院中に2回、便器に血がいっぱいの血便が出ています。
担当医と何科の先生かは不明ですが、
このトイレと症状を先生2人で確認してくれました。
痔と診断されました。
抗がん剤治療の入院は、想像していたよりも父が元気で、
一か月もせず予定より早めの退院をして自宅に帰ってきました。
※素人による闘病体験記です。あくまで個人的な意見や経験を共有していますので、皆さんが同じような結果になるとは限りません。詳細についてはご自身でしっかり調べてくだい。