ついに原発巣が見つかった‼
抗がん剤治療、放射線治療を終え、父も家族も一安心。
美味しいごはんを食べに行ったり、ほんの数日楽しく過ごしてました。
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母から父に提案、次は肛門科
「お父さん残すは痔だけだよ‼
肛門科へ行き、痔を治してすっきりしよう!」
大学病院に肛門科がなかったため、痔に対応する塗り薬はもらっていましたが、専門の先生に診てもらうことがありませんでした。
いざ肛門科へ
肛門科へ行き、内診。
肛門にできものがあり、触診も内診もできない状況でした。
病名でいうと、肛門脱、裂肛。
1週間程度入院し、脱肛根治術、裂肛根本術をすることに。
手術後、先生から電話で説明がありました。(コロナ禍だったため)
「肛門に腫瘍があって、細胞の一部を病理検査にだしました。痔と違い、手術できる状況ではないため、そのまま閉じました。後日、病理検査の結果が出てからお話しましょう。」
病理検査の結果がでた
父は肛門科を数日で退院し、後日また病院へ。
検査結果がでました。原発巣がみつかりましたよ!肛門癌です。
この検査データなど用意するので、それをもって大学病院へ行ってください。
父と家族の気持ち
父は大学病院に最初に入院した時に、二回出血をしていました。
先生2人が来てそれを確認し 痔と診断。
これは父も家族もずっと最後まで「この時に見つかっていたら…」と
つい言いたくなる。
先生は絶対に謝らないですし、もちろん認めません。
例えば、生命保険請求の為、診断書をお願いしたとき。
それぞれ腫瘍内科、放射線科、消化器外科など、その都度記入する時期によって用紙を提出する科が変わるのですが、
病名のところ、
腫瘍内科だけは最後まで 「原発不明癌」、他の科の先生は「肛門癌」。
この違い。
しかし、以前にもお話したように患者は弱い立場だなと感じることが多く、
この大学病院にお世話になるなら、患者は強く言えない。
最初の抗がん剤治療も大腸がんを想定した治療をしていたので、
全く違う治療をしていたわけではない。
父も家族も、腑に落ちないところはありますが、受け入れるしかない。
これが現実だなと思いました。
父には他の病院へ転院を勧めたこともありますが、
新しい病院の先生がやさしい先生とは限らない。
これがいつも悩んだ時の我が家のお決まりの言葉になっていたと思います。
※素人による闘病体験記です。あくまで個人的な意見や経験を共有していますので、皆さんが同じような結果になるとは限りません。詳細についてはご自身でしっかり調べてくだい。